2009年03月01日 18:08

最近読んだもの

自分が何を読んだか忘れてしまうので、備忘録的に。

最近読んだ、ライトノベル略してラノベについて。
そもそも中高生向けのものを、いい年したオッサンが読むなという意見は至極まっとうではありますが。

単純に面白いんですよね。
肩の力抜いて楽しめるし。
純然たるエンタテイメントですからね、ラノベは。

凄く頭の悪い発言だと自覚して言いますが、文学とかに分類される作品は、作者が何を伝えたいのかさっぱりだし、読んでいてストレスが溜まります。
本は心の栄養?なにそれ?
人によっては、毒にも薬にもなるってこともありますしね。

などとひとしきり自分への弁解をしたところで、最近読んだ本の感想を。

その前に1つこれ。
※こっから先画像注意

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アクセル・ワールド(01) 電撃文庫
著:川原礫(かわはら れき)
イラスト:HIMA

なんだか最近売れているとの事だったので、ならば!とamazon始め楽天booksなどオンライン書店を覗くも、どこも軒並み品切れ中。
手に入らないとなれば、余計に欲しくなるのが人の業というもの。

意を決して、街中の書店を全て回るつもりで町田へ繰り出せば、いともあっさりと『とらのあな』でゲット。
あれ?
まあ、ジュンク堂とゲーマーズには無かったから、売れているのは間違い無いんだろうけど。
思ったほどでも無かったってことでしょうか・・・。

まだ読んでいないですが、01ということは、2巻もだすつもりんなんでしょうね。
これは期待していいのかな。



さて、ここからは読んだ本。

■とある飛行士への追憶
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著:犬村小六(いぬむら ころく)
イラスト:森沢晴行

ガガガ文庫なる、聞き覚えの無いレーベルから発刊。
小学館だそう。
表紙の彼女はヒロンのファナ嬢。
主人公は見当たりませんが、多分上の飛行機のコクピットに居るはずです。

ストーリーは、2大国が敵対する中、敵の勢力圏に取り残された島から、皇太子の婚約者のファナを本国まで送り届けるというもの。
地位のある男性への『贈り物』として育てられた為、心を閉ざしてしまったヒロインのファナと主人公シャルルが打ち解ける様子、敵機との息を呑む戦闘、うすーく入った恋愛要素などが交じり合い、なかなかに気持ちのいいストーリーになっております。
こういう話、大好きです。

しかしこの手の話、たいがいレシプロ機なのは何故でしょうか。
最新鋭のステルスジェット機だと、パイロットの技能うんぬんではなくテクノロジーの度合いで勝負が決まってしまうから、話を作りにくいとかそういうことでしょうか。


■9S(ナインエス)
0e02f2e1.jpg

著:葉山透(はやま とおる)
イラスト:山本ヤマト

表紙はヒロインの峰島由宇。
やっぱり主人公の姿はありません。

電撃文庫です。
ネットで面白いと推す声が多かったので。
確かに面白いです。
中二設定満載。
こういうのツボです。

狂気の天才科学峰島は、「遺産」とよばれる現代の科学を超越した発明品を数多く残して失踪。
主人公真目闘真(まなめとうま)は、その遺産の一つである循環環境施設スフィアラボでアルバイト中、テロに巻き込まれる。
テロリスト達は、峰島の「遺産」で武装していた為スフィアラボはあっさり陥落。
一方、天才科学者峰島の娘、由宇(ゆう)は父親と同じ天才的な頭脳を危険視され地下深くに幽閉されていたが、テロ鎮圧のためスフィアラボへ送り込まれる。

そんな感じでストーリーは進みます。
人物設定とかが、アレとかアレに似てね?
てのばっかりですが、面白ければOK。
ストーリーの進行的には、メタルギアっぽいかな。

何かに似ていてもなお面白いと感じるということは、しっかりと登場人物やストーリーに魅力があるという事ですね。
個人的にはイラストも好き。
白黒の方が迫力があります。

早速続刊も買ってしまいました。


■人類は衰退しました
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著:田中ロミオ
イラスト:山?透

また、ガガガ文庫です。
表紙は主人公”わたし”と妖精さんたち。

ちょっと前に話題になっていたな?、と思い買ってみました。
話題になるだけある。
これは面白い!
小説を読んで、声を出して笑ってしまったのは『撲殺天使ドクロちゃん』以来です。
電車内で笑いをこらえるのに必死でした。
エロゲのシナリオさんが書いた本でしょう?と敬遠していたのですが、読んでみて正解でした。

人類が衰退期を向かえ、人口は激減、科学も崩壊気味、生活圏も縮小した世界で、いまは『妖精さん』が「新人類」として闊歩しています。
『楽そうだから』という理由で「調停官」になった主人公”わたし”は、面白メルヘン生物である『妖精さん』と交流を試みますが・・・。

という感じですが、ストーリーはあってないようなもの。
ただひたすら、”わたし”と『妖精さん』の会話のやりとりが面白い。
爆笑です。
これはもう、完全に才能のなせる業ですね。
こちらも続刊を購入済み。

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