2011年11月05日 16:36

【旅行】大人の社会科見学

サントリーの白州蒸溜所に行ってきた。
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工場見学は無料だけど、今回は2000円の有料コースを予約した。

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出発はここ小淵沢駅。
昼食は駅にあるお土産屋で駅弁を買い、併設されたイートインコーナーで食べてきた。
ここからサントリーの白州工場まではタクシーで。1980円だったかな? 大した距離でもないのに結構高い。かといって歩くにはちと厳しい距離だし。
サントリーの受付では、何度も「タクシーで来たか」と確認された。飲酒運転を相当気にしているみたいだ。

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ここは今はもう使っていない蒸溜所。基本、見学中の撮影は自由との事。とっても涼しい。外よりも冷え冷えしている。音楽のイベントホールとしても使われた事があるとか。案内のお姉さんに色々質問したかったけど、存外参加人数が多く(30名程度)自分の為に進行を遅らせるのもなぁ、と空気を読んで一切質問は無しで過ごした。平日の人が少なそうなときにまた来たいな。


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醗酵中の麦汁。この辺りは醗酵臭がすごい。自分はパン種っぽいと感じた。

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醗酵に使っている木桶槽の実物カットモデル。でかい。深い。

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こちらは稼動中のポットスチル。
中には入れず、ガラス越しでしか見られない。

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バスに乗って移動。樽の貯蔵庫へ。
貯蔵・熟成に使う樽が何種類も展示されている。


そして貯蔵庫。
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上下左右、途方もない広さ。
なんかもう、ゲームとか映画にでも出てきそう。自分はちょっと映画『キューブ』を連想してしまった。
これだけの広さ、貯蔵されている樽の数も膨大なものだろう。しかも貯蔵庫はここ一棟だけじゃないしな。
個々の樽の熟成度合いとかどうやって把握しているのか。樽にRFIDタグでも仕込んで管理しているのかな?
ここも香りが凄い。夏場はこれ以上との事。
ここでガイドのお姉さんの話で面白かったのは、ウィスキーは樽に入れた時点ではまだどの製品になるか決まっておらず、今後の熟成次第でそれがローヤルになったり、響になったり白州になったりするというもの。
そうだったのか。なんかCPUみたいだな。
最初から、例えば白州ならそれ用の原料、製法で作っているものだと思っていた。


一通り工場内を見回った後は、サントリーが誇るチーフブレンダー輿水さんの動画を見つつ、一緒にテイスティング。
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ホッグスヘッド、シェリー、スモーキーの三種類の原種が用意されている。それぞれに特徴があってなかなか面白い。これに加水すると、味も香りもガラっと印象が変わるのがまた面白かった。
個人的には蒸留しただけ、まだ樽で貯蔵前のウィスキーの赤ちゃんであるニューポットも全然イケた。
抹茶チョコと響12年が意外に合う組み合わせだったのも新鮮。


総合してかなりよかった。初めて知ったことも多かったし。
個人的には仕込とか樽詰めとか、実際の作業現場も見られたらもっと良かったかなと。


えー、で帰りですが。
タクシー組はタクシーを呼ばなくちゃいけないんですよね。駐車場でタクシーが待っていてくれないので。でも自分、タクシー会社の電話番号を控えていなかったしどうしようかと。まあ道はわかるし、雨降っているけど歩いて帰ろうかと。ただ同行した知人は歩きを断固拒否しているし、かといってノーアイデアの様子。さてどうしようかと困り果てていると、近くにいたお客さんがタクシー会社の電話番号を教えてくれました。おかげ様で無事タクシーで帰れました。帰りは迎車なので2600円程掛かった。
今思えば、タクシーの電話番号教えてくれた人に相乗りを申し出れば良かったな。そうすれば割り勘で安くなるし、待ち時間も短縮できたのに。自分、基本引きこもり体質だから、他人に声を掛けられただけでキョドっちゃうんですよね。


今回の出費は、交通費だけで約10,000円。工場見学(セミナー参加費)で2,000円。結構使ったなー。アルコールが出なければ、レンタカーという手段もあったんですけどね。


はいそれではお土産コーナー。
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樽燻チーズ(680円)と樽燻スモークベーコン(700円)。
チーズもベーコンも、ウイスキー樽材のチップを使用したもの。ただし、サントリーの樽材を使用しているとは何処にも明記されていない。また製造はサントリー食品ではなく、チーズは六甲バター、ベーコンはジョッキという会社がそれぞれ製造している。
味はどちらもまあ美味しいのだが、特別『ウイスキー樽材』を意識させるものではない。つか、ガイドツアー内で樽材を触らせてもらったけど、まったく匂いはなかった。なので、その樽材チップを使ったところで普通の燻製となんら変わるところは無いのではないかと。

ついでに、比較用にスーパーで買った普通のスモチ。280円。
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桜チップを使用した一般的なもの。
やばい。こっちのが断然うまい。燻製特有の芳醇な香り、噛むと中はとろっと柔らかいチーズ。
燻製ベーコンの方はスーパーで売っていなかったので比較はなし。ただ、単品で食べれば美味しいですよ、どちらも。値段に見合っていない気はしますけどね。


最後、ケーキ。
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ウイスキーケーキ<チョコレート>1,580円。

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これははっきりと『白州蒸溜所のウイスキー使用』と表記されていますね。それも”シングルモルト”ではなく”ピュアモルト”。
製造は大手のモロゾフ。

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ふわふわでしっとりのチョコケーキ。流石はモロゾフ。そして洋酒の香りがはんぱない。どれだけウイスキー投入してんだこれ? 生地もチョコレート感溢れるもので、自分好み。


そういや、ブレンデッド、シングルモルト、そして美味しんぼで痛烈な批判の的とされていたピュアモルトの違いなんかも解説して欲しかったな。まあ、サントリー唯一のピュアモルトウイスキー”膳”は、今ラインナップから消えてしまっているんですけどね。

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